- 2010 年 3 月 6 日 11:00 PM
- 妄想随想
「オールド・ボーイ」(2003年)、「親切なクムジャさん」(2005)で知られるパク・チャヌク監督の最新作です。
今回のテーマは「吸血鬼」。
伝染病の人体実験に志願した神父のサンヒョン(ソン・ガンホ)は、50人(←うろ覚え)の被験者の中で唯一生き残る。
しかし、彼は自分が人間の血を欲し、また友人の妻(キム・オクビン)を欲するようになる。
そう、彼は「ヴァンパイア」になっているのだ——。
もともと残虐描写では定評があったパク・チャヌクだが、そりゃテーマがテーマですから。
血ぶしゅーって、飛び散りまくりです。
そして、そんな怖いシーンの中の間に、コミカルなシーンもインサートされるのがこの監督らしいところ。
で、ストーリーをワンフレーズで言っちゃえば、「神父がヴァンパイアになって間男になった!」って感じだ。
もともと自分を犠牲にしてまで「人の役に立ちたい」と思っていた神父さん。
彼が、「人間の血が吸いたい」「友人の妻を抱きたい、その女の血を吸いたい」と思うようになる。
その一戦を超えた後、欲望暴走特急になっていくさまが、見ていてどんどんイヤーな気分になっていくのだ(良い意味で)。
人間のダークさをえぐり出されるような…ってヴァンパイアだから、人間じゃないんですけどね。
そして、後半。
話は「わ、その方向に行くのか!」と思った後、意外な形でエンディングへ…。
と、ネタバレになるので書きませんが、最後まで飽きさせられることなくエンドロールを迎えることができた。
2時間以上の尺にしては、ダレる部分は少なかった気がする。
「オールドボーイ」などは、”復讐”という大義名分があって残虐描写があった。
そして最終的には、復讐完了というカタルシスがあったわけだ。
一方、この「渇き」ではそういうカタルシスがないぶん、よりいっそう「救いがない」。
そこを、コミカルな部分が救ってるような気がしたな。
笑いがなかったら、ジャック・ケッチャムの小説並みのダウンな気持ちにさせられたことだろう。
あ、ソン・ガンホは千原ジュニア、キム・オクビンは成海璃子に似てるなーと思いながら見てました。
キム・オクビンのセクシー画像は以下。
■中央日報 – 【写真】車を降りるキム・オクビン
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