- 2009 年 7 月 27 日 11:00 PM
- 書籍一般
■2011年新聞・テレビ消滅 (文春新書)
「マス」の存在価値はますます減っていく。
新聞はYahooニュースによって、「有料の紙」としての魅力を失い、最後はプロフェッショナル報道記事・専門記事制作業者となる。
テレビはYoutubeの隆盛と「完全地デジ化、情報通信法」によって電波利権を失うことで、最後は映像コンテンツ制作業者となる。
とまぁ、かなーりおおざっぱにまとめるとこんなコトを主張している本です。
Yahooニュース、Youtubeの名前を出したのは、ただたんに「ネット上のサービスで」というよりは、イメージが湧きやすいかなと思って。
取材による裏付け豊富。
学者さんが書いた、数値データとその分析に終わるような内容ではありません。
説得力あり。
ただ、ひとつ違和感を覚えたのは、テレビと新聞を同列に語っていること。
新聞は、有料だったものがネットサービスにより無料で読めるようになったのが、でかい。
でも、テレビは「もともと無料」だったもの。
というか、無料でこんなにハイクオリティなものを提供してくれるメディアはほかにない。
無料雑誌として名を馳せる「R-25」だって、週に1度の発行だし、ペラペラだし。
視聴率がある程度落ちようが、地デジ対応テレビを買わないといけなくなろうが、一定層の視聴者はいつづける感じはする。
そうそう、テレビが無料なのは広告主がいるからで、視聴者は減って広告主が減っている今、いつかはCM料金を値下げせざるをえず、その結果、制作費が使えなくなって、番組のクオリティが下がる…ってのは、たしかにあるだろう。
でも、今までの番組制作が「使いすぎ」だったという意見もあるだろうし、今までの日本のテレビ番組のクオリティが高すぎたということもある。
南米とかいくと、ただたんに街でどっきりカメラやってるような番組が大人気だったりするしなぁ。
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