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銀色夏生「子どもとの暮らしと会話」(**)


子どもとの暮らしと会話 (角川文庫 き 9-65)
子どもとの暮らしと会話 (角川文庫 き 9-65)

「つれづれノート」的なものはもう書かない、といっていた著者の育児エッセイ。
のはずが、いつのまにか身辺雑記的な要素が増えていって、小見出しが日付になって、結局「つれづれノート」になってしまっているのが、面白い。
しかし、この人はなんのために、誰に向かってこの本を書いているのか…?
ワタクシ的には、以下のような瞬間的なキラメキのような文章をすくいだす…って感じです。

★人生観って本当は毎日すこしずつ変わってるんだよね。
よく、何かを見たり体験して急に人生観が変わったっていうのは、努力したり、めずらしい景色を見たりして、すごく感動すると、長い間こころにたまってた古い埃や汚れがふるい落とされて視界がクリアになってこころが洗い清められたみたいになるから、そう思うんじゃないかな。
埃や汚れをためずにいつも払い落としながら暮らしていけば、毎日がクリアでいられると思う。
そうすると、なにかをきっかけにしていきなり大きく人生観が変わる、なんてことはなくなるんじゃないかな。(274p)


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