- 2008 年 2 月 14 日 12:00 AM
- 妄想随想
90歳のおじいさんが、寝たきりの妻(87歳)を殺めた事件があった。
妻の態度が大きかったからだ、という。
ただ、介護に疲れていたという側面もあるのではないかと思ったりする。
介護を受ける側の人間の「わがまま」につきあいきれなくなってしまったのではないかと。
そういえば、自分の命が短いとわかっている人も「わがまま」になったりするものだ。
もうすぐ死ぬのだから、アレがしたい、コレを食べたい、ソレをしてくれ…など。
周りの人も、さいしょは「かわいそうだから」と受け入れようとする。
が、やがて「正直勘弁してくれよ」と思い出す。
一方で、自分が死ぬとわかって、何も要求しない人もいる。
人に迷惑をなるべくかけないように、命をまっとうしようとする。
もちろん内面では紆余曲折、葛藤があったのだろうが、表には出すことがない。
逆に、まわりの人間は「何かしてあげることはないか」と言いたくなってしまうような。
で、これはワタクシの偏見なのですが、前者は年老いた人に、後者は若い人に多いのではないかと。
なんでだろう?
たとえば、大きな戦争を生き延びていたりするから、そのぶん「生の価値」を知っていて、「生」に執着するのだろうか。
死は生の一部とよくいわれる。
死んだら生まれる前の状態に戻るだけ、という人がいる。
でも、いくら説明されても、死を納得できない人はやっぱり納得できないのかな、などと思ったのだった。
◇時事通信ニュースより
2008/02/13-10:33
90歳、87歳妻を絞殺=介護「『水』と言われかっと」−大阪府警
13日午前零時40分ごろ、大阪市平野区平野本町の無職吉崎敬逸容疑者(90)方から、父が母の首を絞め殺したと110番があった。大阪府警平野署員が駆け付けたところ、同容疑者の妻貞子さん(87)が死亡しており、同容疑者が殺害を認めたため、同署は殺人容疑で逮捕した。「夜中に水を持ってこいと言われかっとなった」と話しているという。
調べによると、吉崎容疑者は同日午前零時ごろ、寝室のベッドに寝ていた貞子さんの首をガウンの帯で絞め殺害した疑い。
吉崎容疑者と貞子さんは2人暮らしで、貞子さんは約3年前から寝たきりとなり、同容疑者が1人で介護していた。
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