- 2007 年 4 月 24 日 2:00 AM
- 妄想雑記
夜おそくまで営業しているモスバーガーにはすてきな客が多いというシリーズ。
1年半ぶりの復活——。
※過去ログ
■Sex & Books & Football – Let’s ask the psychic.
■Sex & Books & Football – Noisy women
「え、『時効警察』録画してないの?」
女は、横に座っている友人に怒っていた。
「『時効警察』よ? 録画してないんだって!?」
怒声は、2席分離れたところにいる私にすら容易に聞き取れるほど、大きくなっていった。
「録画してない…録画してないっ!?」
店内にピリっとした空気が走った。
遠くでテーブルを拭いていた、おぎやはぎ・矢作に似た店員もこちらを振り返った。
すでに4回も同じ単語を発している。
30秒のあいだに4回も「録画」ということばを聞く機会は、そうはあるまい。
しかし、彼女は真剣なのだ。
きょうは金曜日。
先週から始まった「時効警察」の新シリーズを話をしたかったのだ、彼女は。
だが、彼女の友人は第1話を見ていなかった。
あまつさえ、第2話を録画予約してこなかったのだ。
せっかくハンバーガーを食べながら、時効管理課(LIMITATION TASK FORCE)の活躍を、「そーぶくん」のキュートっぷりを存分に話そうとしていたのに…。
「1話と2話はね、肝心なのよ」
彼女は声の大きさを落とし、友人に説き伏せるように言った。
「前のシリーズではね、最初の2回の完成度がとても高かったの。
だから、ワタシはハマったのね!
でも、そのあとはだんだん完成度が落ちていって…。
まぁ、テレビドラマではよくあることだけど」
この人は何者か。
ドラマ評論家か。
「アレって『古畑任三郎』だと思うのよ」
一気に話題が飛んだ。
私は注文したフレッシュバーガーを食べる手も休め、耳を「ダンボ」にしていた。
「最初に犯人がわかっていて、でも事件の謎を解いていくのを見るのが楽しいっていう…」
「わかったぁ〜、来週から見よ〜」
彼女の友人が、本当に見る気があるのかよくわからない、適当なトーンで答える。
しかし、そのことばのあと、
「なんだっけー? 『何、時効警察』だっけ?」
と聞くだけあって、いちおう番組の正式タイトルを確認しようという意志はあるようだ。
説得が成功したと思ったのか、彼女は落ち着いた口調でこう答えた。
「『戻ってきた時効探偵』」
違ーーーーーう!!!!
“帰ってきた”時効警察!!!!!!!!!
思わず突っ込みたくなる。
だが、モスバーガーの店内、見知らぬ客に
「『帰ってきた時効警察』とお間違えじゃないですか♪ お嬢さん」
とジェントルマンふうに言い出しても…。
変態扱いされるのが関の山だ。
悩むうちに、気がついたら夜11時過ぎ。
そういえば、自分も『帰ってきた時効警察』録画するの忘れてた。
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