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藤田東久夫「たった三行で会社は変わる—変化と行動の経営」(***)


たった三行で会社は変わる―変化と行動の経営
たった三行で会社は変わる―変化と行動の経営
# 単行本: 249ページ
# 出版社: ダイヤモンド社 (2007/1/13)
# ISBN-10: 4478375313
# ISBN-13: 978-4478375310
# 内容: 変化を喜ぶ社風をつくる、リーダーの頼りは方向感のみ、リーダーシップとマネジメントの対峙、インフラに支えられた「思いつき・ひらめき」、戦略は行動したあとについてくる—16年の経営実践、さらに大学院での研究によって見えてきた「経営の本質」。
第1章 企業家とサラリーマン(創業者の経営理念;自分を賭けるサラリーマン、会社を賭ける経営者)
第2章 変化を求める経営(間違ってもかまうものか;変化を求めるこころとは ほか)
第3章 成長の構図(会社が成長する仕組み;変化への主導こそリーダーシップの本質 ほか)
第4章 たった三行で会社は変わる(三行提報制度;小さな変化 ほか)
第5章 経営の本質からの所見(コーポレート・ガバナンス;役員の自社株取得 ほか)



スーパーに売られるバーコードシールを印刷する機械などをつくってる株式会社サトー
実は、この会社は12期連続増配を果たした優良企業だ。
で、その秘密は社員が毎日書く「三行提報」にあった!

という、きわめてキャッチーな紹介文が書ける本書。
中身のほうも、なかなか味わい深いですよ。

作者は、社長・会長を勤めつつ、早稲田大学大学院にて博士後期課程を修了したという「理論派」。
であるが、いわゆる経営学者が書くような「経営論」は実際の企業経営ではあんまり役立たねーぞ、オラ!とヤカラを入れる。
そして、難しい理論よりも「経営とは変化である」とシンプルに言い放つのだ。

変化——きのうとは違うことをする。
それがたとえ、間違いでもいいという。
なにか違うことをして、その結果を見ながら、軌道修正する。
守りに入らず、攻めの経営をしろ!
というわけですな。
リスクを冒さなければゴールは決められないという、オシムサッカーのようです。

さて、その「変化の経営」をするための方策として、株式会社サトーで行われてるのが「三行提報」。
社員全員が! 毎日! 強制的に! 気づいたこと、提案したいこと、報告することを、3行程度の文章にまとめる。
そして、それが(若手社員がある程度間引いて)トップに届くというものだ。

日々、現場にいる全社員が気づいたことを書いてくるわけだから、これを毎日見てると業界、競合他社の動きがよく見える。
で、その動きにそった「手」を打てばいい、というふうに話は進められていく。


企業の話ではあるが、このノウハウを個人に敷延することも可能だろう。
毎日3行、気づきや決意を記していく。
んで、それを読み返して、今後ナニをやるべきかを考える…とか。
そーいや、3行日記っていうのが一時期流行ってましたね。

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