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DIME「閃きの人・筒井康隆インタビュー」


「着想の技術」って現在入手不可能なんですね。
あれ読んで、役に立ったというわけではないんだけれど、さびしい。
それはさておき、DIMEでの筒井発言よりいくつか。

★「作家に限らず、着想に至るための断片というのはね、意識的に記憶していてもしかたがない。無意識、前意識にとどめておく必要があるんです。
たとえば『いま自分はこんな作品を書いている』という明確なテーマに基づいて、あわてて拾い集めた断片なんて、それだけのものでしかない。
しかし、創作活動とはまったく関係のない断片は、もっと根っこの部分で興味を抱いた対象であるということ。それだけに飛びぬけた着想につながるよき原材料となるんです」



★「だから断片はなるべくそのままの形で加工もせず、何の価値ももたせることもなく、放り出しておきます。走り書きのメモ程度はしてもパソコンに打ち込むようなことはない。
だいたい、断片はことばだけではなく、メロディであったり、状況であったり、雰囲気であったり、色だったり…多様なカタチをもっている。文字にした時点で、意識的になってしまいます。意識してためこめる領域なんてしれている。しかし無意識の部分は無尽蔵、数千も数億もためこめますから。そのためには、断片をいったん忘れることが非常に大切なんですよ」

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