- 2005 年 12 月 19 日 1:33 AM
- 書籍一般
■日本国民に告ぐ―誇りなき国家は、滅亡する
出版社: ワック ; ISBN: 4898310850 ; (2005/12)
N・コムロ先生が「日本人よ誇りを取り戻せ!」と大いに主張する本。
たとえば、第1章では「従軍慰安婦はいなかった」と言い切っている。
それは、
・日本軍に性を提供する女性たちがいたのは事実
・ただ、日本軍が強制連行したという証拠はない
・ゆえに、けっきょくは売春であり、当時の日本では「合法」である
という論法。
とはいえ、その論拠となる文献が偏っているので、かんたんに「なるほど!」というわけには行かなかった。
そのほか「おもしろい」と思った指摘もいろいろと。
たとえば、
「朝日新聞的左翼メンタリティはマルクス主義者の挫折からくるものだ」
とか、
「ヨーロッパで立憲政治がうまくいったのは宗教があって、人々がそのものでまとまるから。
日本で明治憲法をつくるにあたって、神のかわりに天皇を立憲政治の基軸にした。
さいしょはそれが浸透しなかったが、日清戦争に勝ったことで、天皇は”神”になった。
――何が王冠を与えるのか。戦場の勝利である(ヴォルテール)」
とか、
「マッカーサーは救世主として称えられた。
毎日新聞では『元帥! どうかお体を大事に』などと大いに称える文章が掲載された」
とか。
なお、これは7年前にクレスト社から発売になったものの新装版です。
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