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That is no good.(てんでだめ)


忘年会といえば店選びがだいじになってくる。
だめな居酒屋を選んだ幹事は、それだけでセンスのないやつだと軽蔑されてしまうのだ。

先日行った店は、典型的なだめな居酒屋だった。
本日のオススメがほとんど売り切れ。
オーダーをとりにくるのがおそい。
いろんな店員がつづけてオーダーを取りに来る。
料理がつづけて出てくる。
椅子が硬い。
そもそも椅子が小さい。

ああ、だめな居酒屋だなぁと思っていたとき、店員たちの会話が聞こえてきた。
店長(オジサン)が女性店員(ギャル)にむかってこう言っている。
「さっ、しごと、がんばろ~」
「店長、なに言いきかせてるんですかー」
どう聞いてもやる気がない。
店長なのにこの体たらくはなんだ。
店員もそれに輪をかけてチルアウトしているぞ。

だが。
このあまりのだめさが、逆にほほえましく感じたのだ。
「マイナス×マイナス」が「プラス」になるように、「だめ×だめ」が「それもいいか」となった瞬間だった。
奇跡の大逆転だ。
ただ、じぶんが幹事だったら…。
この店はぜったい選ばない。

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