- 2005 年 12 月 10 日 3:25 AM
- 書籍一般
■「朝日」ともあろうものが。
出版社: 徳間書店 ; ISBN: 4198618844 ; (2005/10/22)
バクロ本にしてバクロ本にあらず。
朝日新聞元記者で現在はフリージャーナリストの著者が、「アサヒ人」の実態を教えてくれる。
その中身が、
・「昔から100円のまま値上げをしないラーメン店」という記事を、自分で看板をつくって(苦笑)ねつ造する記者。
・会社のハイヤーで妻とディナーに行く「天声人語」執筆者。
・情報提供のかわりに新しいテレビを要求する警視庁記者クラブキャップ。
などなど…、これ以上にたくさんの事例があるのだが、とにかくひどい!(笑)
おれなんかは新聞とってないし新聞記者もまるで信用してないのですが、それでも「ありえねー」と思った。
こう書くと、逃げ出した会社へのコノヤロー的ウラミツラミが綴られた本か、と思われるかもしれないが、けっしてそうではないことは記しておきたい。
著者の文章からは、日本を代表する新聞・朝日新聞、そしてそこで働くジャーナリストたちが更正してほしいという切なる願い――「愛」が感じられるのだ。
んで、辞めたとはいえ思い出がつまっている朝日新聞社という会社への、英語で言うと「miss」の感情もにじみでている。
朝日新聞が、ジャーナリストという仕事が好きだからゆえのズバッと直言!との感じがしたのだった。
なんで、読後感もよい。
最終章などは、
「やってみて失敗したほうが、やらずに後悔するよりよっぽどいい」
などと書きつらねられていて、著者の朝日新聞への決別宣言というか、「アサヒを辞めたこと」にたいする心の整理というか、そんな気持ちが伝わってきた。
その中にこんな文章が…。
「『退社しました』というメールは500通くらい送ったが、返信をくれた人はむしろ少ない。こういうときも、会社を辞めて本当によかったと思う。残りの人生、貴重な時間をともに過ごす本当の友人が誰なのか、教えてもらえたのだ、新しい人生の出発には、こういう人間関係の整理が必要だ」
あるあるwwwww
※著者のサイト
■UGAYA Journal.
話は本とは関係ないが、ジャーナリストといえば、浅野健一同志社大学教授(元共同通信)がいまセクハラ騒動に巻き込まれている。
同大とは別の大学ですが授業を受けた身をしてはわりと驚いた。
センセの講義のおかげもあって某新聞社に内定をもらったんですがねぇ、って辞退しちゃったんですが。
辺見庸も呑むと大酒乱になってマッパになる、ってサイバラのマンガでも描かれてたし、著名ジャーナリストにとって酒は鬼門なのか。
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