- 2005 年 6 月 21 日 2:59 AM
- 書籍一般
■この世からきれいに消えたい。―美しき少年の理由なき自殺
出版社: 朝日新聞社 ; ISBN: 402264317X ; (2003/10)
「これが答えだ!」にリンクする内容をちょっと抜粋してみたよ。
■Sex & Books & Football – 宮台真司「これが答えだ!―新世紀を生きるための108問108答」(****)
――人生に「意味」を求めず「強度」を求める、という生き方について。
★僕たちの歓びの大半は意味とは関係ありません。……実際、人類は長らく「意味」(物語)ではなく、「強度」(体感)を生きてきました。(例:お祭り)
★意味を求めない・真理値を問わないコミュニケーションの戯れ。(例:サッカー・ダンス・セックス)
★「人生は無意味だ、だけどそこそこ楽しい」。
★受験勉強をして一流校に進学する人たちを見ると……単に問題を「先延ばし」している……。
ダウントレンドの成熟社会では「いい学校・いい会社・いい人生」という安全な道がそもそも期待できない……。
先送りせず、若い自分から試行錯誤して、世界とうまくシンクロして強度を引き出すやり方を身につけないと、将来確実につらいことになります。
――「意味」にすがるのではなく、「強度」で生きるための知恵。
★「今ここ」の充実……そこには、一生懸命の濃密さを味わうために「とりあえず」の目標を作ってみるという知恵があります。
★偶然に身をさらすというのも、重要な知恵です。……偶然にさらされつつ、食料を、安全を、所属を、自己実現を確保しようとするからこそ、そこに一生懸命さが生まれ、「今ここで生きていること」の濃密さがもたらされます。
★壁や障害にぶつかって悪戦苦闘することも、強度のみなもとになります。
――「意味」から「強度」を求めた人生への移行は時間がかかる、ということ。
★意味を断念してからある程度時間が経たないと、強度へと開かれるための試行錯誤の成果が出てこない……。
――「強度」で生きると何が変わる?
★強度をもって、意味がなくても濃密に生きることのできる人間は、自意識に拘束されずに自由に生きていける。「楽しいものは楽しいじゃないか」「おれは楽しいことをやりたいんだ」といったことを言えるし、そう振る舞える。
★内側を探したから失敗……外の世界のエネルギーをうまく受信できる透明な存在になるしかない。
――「強度」に関わる自意識・自尊心の問題。
★自尊心(セルフ・エスティーム)といっても、見栄(プライド=共同体による承認)と自己信頼(セルフ・コンフィデンス=試行錯誤の蓄積)というのは違う。
★自分を信頼できれば、プライドを失なうような危険だって平気でいられます。
本書については、04年1月にも記事を書いた。
■Sex & Books & Football – 藤井誠二・宮台真司「この世からきれいに消えたい。―美しき少年の理由なき自殺」(***)
自分でも全然内容忘れてたわ。
昔の思考を思い出せるなんて、ブログって便利。
関係ないけど、
■インタビューもメモ。
パターン認識や統計的思考をするヤツは、10発打って何発あたるかという思考をする。
1発打って外れてもなんとも思わないんですよ。
頭をチェンジする。
むしろ、10発中1発を3発にして、6発にすることに一喜一憂するわけです。
そういうパターン認識の引出しを、少しでも多くの人々に持ってもらいたいんですよ。
パターン認識に必要なロジック、感受性を鍛えてほしいと思う。
世の中には、パターンや合理性や論理で収まらないものがあると言う人も多いでしょう。
しかし、そういうものは全部パターンで割り切れるし、すべて合理性で割り切れる。
そして、割り切ったときに見えてくる割り切れなさがあるんです。
パターン認識にすべて収めたときに、それでも残る抽象的な意味での割り切れなさ―そういうところまで認識を高める。
そういうところ行かないと、宗教の本質は理解できないし、妄想の深みを理解することは無理なんですよ。
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