- 2004 年 11 月 26 日 11:59 PM
- 書籍小説
■約束の地
志水辰夫は恐ろしい。
今までの作風・文章をまったく変えてきた。
いや、確かに「シミタツっぽいな」と思わせる語り口はかすかにあるのだけれど、
これだけ「違う顔」を見せてくれるなんて「アッパレ」って言うしかない。
舞台は日本からヨーロッパへと広がり、歴史や民族の問題もストーリーに絡んでくる。
逢坂剛が書いたといわれれば、ナットクしちゃうかも知れない。
そう、強いて言えば、作者の過去作の中では「滅びし者へ」
■滅びし者へ
に似ているかもしれない。
何か達観したような主人公と、彼の「血」をめぐる話という点で。
…って、なんかうまく書けないけど、名作です。
分厚いので、お正月休みなどにぴったり。
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