- 2004 年 11 月 15 日 3:23 AM
- 書籍一般
■芸人学生―僕が学びつづける理由
出版社: 実業之日本社 ; ISBN: 4408106143 ; (2004/11)
オフィス北野所属のお笑い芸人にして、早稲田大学政経学部生・そのまんま東のエッセイ。
読むと、感動すること必至の名著である――と断言してしまおう。
「セカチュー」よりもこの「ワセチュー」だぜ!と。
東さんは、一度早稲田の二文を卒業し、ことし政経に入学しなおした。
そういや、スーパーフリーの和田サンも早稲田を卒業後、再入学していたっけ。
学生の身分を続け、サークル活動を続けたかったから、オイシイことをやり続けたかったから。
だが、東さんは違う。
再入学の理由は「学問がしたかったから」という、純粋な理由からなのだ。
なぜ、東さんがそう思うに至ったかは、本書を読めばわかる。
カンタンにまとめてしまえば、過去の不祥事から、「価値観の変革」を迫られ、「人生を再構築」したい――そのために大学に通い、学問を続けている、というのだ。
その生活がすさまじい。
二文に通っていたときの生活パターンが書いてあったのだが、
・夕方から夜にかけて授業
・夜10時ごろ帰宅し、テレビのニュース番組を身ながら食事
・1時間半から2時間ランニング(距離は10-20km!)
・午前2時ごろ帰宅して、シャワーの後勉強(ランニングと同じ時間にするのが信条)
・自身のホームページの日記を更新
・午前4時ごろ就寝
・朝6時半起床
・子供たちを駅までクルマで送る
・仕事があれば、出かける
つーか、このハードスケジュールを続けながら
「軽い血尿が出るのだ。……最近はもう慣れっこになってしまった」
「そろそろくるなと思ったら、どこかに休みを入れて自分をセーブする」
と言う。いやはや、グレート!
最後の章に出てくるコトバも奮っている。
「(インタビューを受けて)60歳くらいを人生のピークにもっていきたいんです。肉体、精神、愛、優しさなどの強さという点でピークに。できたら、60歳ですべてのことで自己ベストを出したい……」
「僕にとって人生の再構築とは、自分自身を秩序化していくことなのだ。ある規則に則った生活を営み、思想的にも確固としたゆるぎないものをもつことだ」
うん、俺もガンバろっと。
絶対、そう思わせてくれる一冊。
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